アロマオイルの有効活用

 アロマオイル(以下、精油)というのは、ただ「あぁいい香り、癒やされるわ〜。」という用途に使用するばかりものもではありません。きちんとした天然植物から採った精油というのは、上手く使えば、アトピー・敏感肌の、とても強い味方になってくれるのです。
 精油の効果は医学的にも証明されており、疾患の治療に精油を取り入れる「メディカル・アロマテラピー」という分野も確立してきているそうです。

 精油というのは植物の持っているエネルギーが凝縮されたような部分だと思ってください。それゆえ、力はかなり大きなものです。もともと肌にトラブルのあるアトピー・敏感肌さんは、使用する精油は慎重に選んでくださいね。大きな力というのは、時に我々の肌には強すぎることもありますから。

 

 

精油が身体に作用するためには、身体へと吸収する必要があります。

吸収されるルートは3種類。

①鼻から入って脳へ
 「香り」として鼻から入った精油の分子は、鼻の粘膜から嗅神経細胞を通って脳の「視床下部」へ伝わります。

②鼻から入って肺へ、そして全身へ
 「香り」として鼻から入った精油の成分は、気管支を通じて肺へ吸収されるものもあります。気管支にそのまま作用するものもありますが、一部は肺胞から血管へと入り込み、全身を巡ります。

③皮膚から入って全身へ
 皮膚に塗った精油成分は、角質層へ浸透し、血管やリンパ管へ入り込み、全身を巡ります。精油成分の皮膚からの吸収はとても早く、5分程度で吸収されるという研究結果もあるそうです。

 このように、精油というのはダイレクトに身体に作用するものだということがお分かりいただけましたでしょうか??

 あとは精油の選び方です。お家に一本くらい精油はお持ちですか?もしお持ちでしたら、ちょっとボトルに貼られているラベルを見てみてください。
 最近は安価な「エッセンシャルオイル」や「ポプリオイル」というものが出回っています。これらは「香り」として楽しむには十分なものですが、スキンケアに使うのはNGです。100%植物性の精油ではなく、混ぜ物がされていますから。

 きちんとした専門店で買った精油には、ボトルに「学名」「原産地」「抽出部位」「使用期限」「ロット番号」の明記があります。お手持ちの精油には、明記がありますか?もしないものでしたら、スキンケアへの使用は控え、香りとして楽しみましょう。※外国で売られているものなど、一部上の要素の明記がないものもあります。「Pure」や「Professional use」とあり信頼できるものであれば精油としての使用は問題ありません。

 

例)フェンネルの精油


 

 さて、スキンケアに精油を使用することの意味をご理解いただけたかと思いますが、ではどの精油を選べばよいのか…お店には、途方に暮れるほどたくさんの種類が並んでいますよね。基本的には「香り」のあるものですから、「好きな香り」を選ぶことが大切です。嫌いな香りのものを「身体に良いから」と使い続けるのは、なかなかしんどいものがありますから。
 ただし、精油の効能というのは種類によってさまざまです。皮膚にプラスの効能がある精油で、好きな香りのものがあれば、それが一番ですね。

◆皮膚にプラスの効能がある精油の例◆

・皮膚細胞の成長促進作用があるもの
ネロリ、フランキンセンス、ラベンダーなど
・傷の治りを早くする作用
ラベンダー、カモミール・ジャーマンなど
・抵抗力を高める作用
ティートゥリー、ヤロウなど

 お好みの香り、身体に合う精油をゆっくりと見つけてみてくださいね!

※希釈度などをきちんと守って正しい使用方法でお使いください(基本は、顔に使用する場合オイルや化粧水全体量の1%以下、身体に使用する場合2%以下です)、何度も言いますが、パワーの強いものなので。

 

 

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