必要最低限の材料

  さて、自分の肌に「補充すべき」最低限必要な成分って、いったいどんなものでしょうか。
  私は過去10年で、かなりのものを試してきました。その結果、本当に必要なものってすごく少ないのだという結論に達したんです。 

 

①水分
 人間は70%が水分でできているって、よく聞きますよね。なんか自分の身体からタプンタプンと音が聞こえてきそうなほどです。水がどれほど人間にとって大切で、必要なものか、この数字からだけでも十分に感じられます。言うまでもなく皮膚にも、水分がたくさんです。特に表面の角質層には、皮膚の弾力やみずみずしさを保つためにも水分はじゅうぶんに足りていないといけないものです。
 しかし我々アトピー・乾燥肌女子の角質層は隙だらけ、水分の蒸発する隙間だらけなんです。どんどん逃げてしまうなら、補わない手はありません。それもたっぷりと。

 ※化粧品用に使う水は、薬局などで入手できる精製水をお使いになっても良いですが、私は基本的に浄水器を通した水道水を使用しています。衛生的には全く問題ありませんし、 水道水に含まれる塩素が「防腐剤」の代わりの役割をしてくれるという話も聞きます。やっぱりそれはムリ、という方は、精製水を購入して来てくださいね。

 

②油分
 人間の皮膚からは「皮脂」の分泌があります。これは天然の保湿剤とも言える成分で、皮膚をみずみずしく潤った状態に保つために必要なものです。
 しかしこれまた我々アトピー・乾燥肌女子の皮脂は、分泌が足りてなかったり、追いつかなかったり!まったく悲しいハナシですね、自給自足できていないんですから。でもしょうがない、自分の肌が強く、自給自足できるエネルギーを取り戻すまでは、植物性のオイルを使用して、スキンケアで油分を補いましょう。

 ※化粧品に使うオイルは、精製度の高い「コスメティック・グレード」のものを入手することもできますが、私はスーパーなどで購入した食用のものを主に使用しています。食べるためのものを肌に付けるなんて!と抵抗を感じますか??でも「食べる」というのは、最もダイレクトに体内に取り込む方法ですよね、それに耐えうるグレードのものですから、肌に使用したってなんら問題はないのですよ。ただ、ナッツ系のオイルなどアレルギーを引き起こす原因となるものも多くありますので、必ず肘の内側でパッチテストをして、自分の肌に害を及ぼさないことを確認の上、あくまでも自己判断で使用してくださいね。


③ハーブ、アロマオイル
 水分と油分。実はこれだけでほとんどカンペキなのですが、どうせ手作りするならば、より自分の肌の状態を改善し、自己治癒力を高められるものを作りたいですよね。そこで少しプラスするのが、ハーブやアロマオイルなど、植物から採取した素材です。植物の力というのは実はあなどれないもので、アトピー・敏感肌さんには強すぎる場合もあるほどです。逆に荒れてしまったりアレルギー反応が出るようならば使用は控えなくてはいけませんが、うまく使用できればかな り、皮膚に助けになるものです。アロマオイルなんて香りづけでしょ?と思うなかれ、アロマオイルの成分は、きちんと皮膚から吸収され、身体に作用をもたらすのです。

 ※上にも書いた通り、植物の力はたいへん強いので、ご自分の肌の状態を見て、ご自分に合わないと判断したら使用をやめてください。心配な場合はお医者様に相談してからのご使用をオススメします。


④その他、基剤になるもの
 水を水だけでペチャペチャとつけても、ダラダラ流れてしまう、オイルをオイルだけでつけるよりも、もっと粘りが欲しい、などなど、「水」「オイル」だけでは使用感にいろいろと不満も出てきます。
 そこで役立つのが、必要な素材を快適にスキンケアとして使用する手助けをする素材です。私が日常的に使用しているのは植物性のグリセリン、ビーズワックス、カカオバター、シアバターなど。これらもほぼ天然のものです。

 

 

もちろん私の肌とみなさんの肌は状態も違います。
私に良い成分・レシピがみなさんにも良いとは限りませんので、みなさんはみなさんで、試行錯誤を繰り返してみてください。私の経験はあくまで参考程度に。

 

 

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