紫外線は敵か味方か?

紫外線が痛い!

真夏になると毎年思います。熱いではなくて、痛いと。
太陽ってすごく遠いのにパワフルだなぁ…と、悠久の宇宙に想いを馳せてヘンに感心してしまいますが、日常に目を戻すと、この「痛み」は厄介なんですよね。

紫外線はシミになる、老化の原因になる、シワが深くなる、癌になる。

紫外線のことを調べると、ネガティブなワードばかりが目立ちます。
そう、確かに紫外線ってエネルギーが強い分、刺激が大きくて、有害な面が大きい。

でも、当然のことながら『百害あって一利無し』というわけではないんですよ。

アトピー治療で「紫外線療法」というのがあります。
今のアトピー治療の流れの主流とはいえないでしょうけれど、まだこの治療を受けられる病院はたくさんあります。
この治療、読んで字のごとく、アトピーの炎症の出ている皮膚患部に、医療用の機械で紫外線を照射します。もちろん自然光そのままではなく、ある特定の波長の光を人工的に作り出しているわけですが、その波長の光というのは、皮膚がアレルギーに対抗する力を伸ばしてくれたり、炎症を抑制してくれる作用があるそうです。

この面では、紫外線はアトピー肌の「味方」ですね。


でもそれはある限られた波長のみの話(かつてはPUVA療法という療法が主流だったようですが、今はナローバンドUVBという波長のみを照射する治療に変わってきているようです)。

もちろんその波長は自然光の中に含まれるものなので、自然光を普通に浴びれば同じ効果があるのではないかと思われるかもしれませんが、やはり自然の紫外線(特に夏)を長時間無防備に浴び続けるのは、「味方」の要素より「敵」の要素が大きいと言わざるを得ません。紫外線療法は医師の管理の下で必要に応じて行われるものですから。

確かに太陽の光に当たるのは気持ちが良いです。皮膚に対するプラスの作用を抜きに考えても、生き物として、元気になる気はしますね。
でもこの季節、「皮膚を鍛える!」と、日焼け止めや日傘もなしに炎天下の下に立つことは、どう考えても逆効果です!
やはり日常ベースで考えると、われわれの柔肌からは紫外線を遠ざけたほうが得策です。

 

日焼け止めは一年中使用しましょう。SPFが高すぎるものは皮膚に負担にもなりやすいので、SPF32程度のもので十分だと思います。耳、手や足の甲なども忘れず、こまめに塗りましょう。
あとは日傘、帽子、サングラス、アームカバーなど必要に応じて使用すれば、日常の日焼け対策としては十分だと思います。

蛇足にはなりますが、私は紫外線を忌み嫌うあまり、完全防備になりすぎている女性を見ると、あまり美しくないなと思ってしまいます。自分の肌を守ることはもちろん大切なのですが、他人からの視線を全く意識できなくなってしまうのは、ちょっと違うかなと思います。

 

紫外線を「味方」につける治療を取り入れてみたい方は、お医者様に相談してみてください。

でも日常的な「敵」はできるだけ排除して、暑い夏を快適に過ごしましょうね。

 

 

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