お湯にひと工夫

 くたびれて帰った身体にシュワッと爽快、炭酸入り入浴剤!なんて聞くと気持ちよさそうで憧れますが、アトピー&敏感肌さんにとってその刺激は、時に罰ゲームもの。入浴は、皮膚を清潔に保ち、血行を促進するために欠かせないものですが、我々の肌は弱いのです、入浴する際のお湯に市販の入浴剤を無計画にぶち込むことなかれ。ここは少し気を配って、お湯に入れることによってお風呂がただのお湯以上に肌に良い効果をもたらしてくれるようになる、そんなオリジナルの入浴剤を考えてみましょう。

 ここでは、私が実際に試したことがあるものをご紹介します。皆さんも、ご自分の肌に合うものを見つけてみてください。


アスコルビン酸
 薬局で買える「ビタミンC」の粉『アスコルビン酸』をひとつまみお風呂に入れると、水道水に含まれる遊離塩素を中和し、無害な塩素イオンに変化させててくれると聞き、しばらく試していました。
 私の場合特に皮膚炎が改善するということはありませんでしたが、逆に荒れたということもありませんでした。お湯の変化は目に見えませんが、少しでも肌当たりの良いお湯になるのならという思いで試していました。

 わざわざ『アスコルビン酸』を探しに行かなくても、柑橘類の皮をお湯にいれるだけでも十分です。つまりビタミンCが遊離塩素に対して有効的なんですね。

 


ガスール
 ご存じ、アトピーが改善すると根強い人気を誇る粘土、ガスール。

 フランスやドイツには、難治性のアトピー性皮膚炎や、シミ、しわやニキビなどの皮膚のトラブルに施される「ペロイドテラピー(粘度療法)」という治療法があるほど、粘土は皮膚に良い効果があるということですね。

 そもそもなぜ粘土が肌に良いのかというと、まず粘土は、その細かい粒子が皮膚の表面の汚れや古い角質を綺麗に取り除いた上に、毛穴の中にも浸透して、たまっている余分な油脂などの汚れを吸着し、取り除く効果があるということ。アトピーのかゆみの原因のひとつ「ヒスタミン」までも、包み込んで取り除いてくれるらしいです。
 そして皮膚が清潔になったところで、豊富にふくまれているミネラルや鉄、カルシウムや硫黄が皮膚に栄養を与え、さらに粘土のカード状の結晶が、皮膚にベール上に かぶさって、皮膚を守ってくれるとのこと。

 これだけ聞くとなんだか、1から10まで粘土がやってくれるので、他のものが何もいらない気さえしてきます。

 

 しかし私の場合、お湯に入れて入浴すると、入浴中から痒みが強くなり、パニックに…。
私の肌には合わなかったようで、一度で断念。合うか合わないかは人によるので、とにかく試してみるより他はないんですもんね。

 

 

重曹
 重曹をお湯にひとつかみ入れると、お湯が柔らかくなり、血行も促進してくれるそうです(お湯が弱アルカリ性になるということです)。特に刺激もありませんし、確かに少し肌当たりが柔らかいような…?

 さらに嬉しいオマケが。翌日残り湯を洗濯に使う方も多いと思いますが、重曹が溶けているお水は、汚れ落としに最適!重曹の細かい粒子が洗濯物に付着した汚れを絡め取ってくれるのですよ。天然のシミ落としとしても知られている重曹ですから、お洗濯にはもってこいの水になるというわけです。

 


オリーブオイル
 冬、お風呂から出て脱衣所で身体を拭ったとたんに肌がピリピリ乾き始めて地獄!という方、いらっしゃいませんか?私もそうなんです。もうお風呂で補ったはずの水分がシュウシュウと音を立てて蒸発し、角質がバリバリとひび割れていくのが目に見えるように…。
 お風呂上がりに間髪入れずにボディオイルを塗るしかないのですが、その「間髪」にもうシュウシュウと…。なので私は、季節によってお湯に直接オリーブオイルを少々入れるようにしています。
 オイルはお湯の表面に膜を張りますので、お風呂から出る時に、上手い具合に身体に移ってバリアとなってくれるのです。その少しのオイルが頑張ってくれている間に、水分を軽く拭って、ソッコーでボディオイルですよ!!

 

 

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