やさしい身体の洗いかた

 アトピー・敏感肌の皆さん、普段なにを使ってどのように身体を洗いますか?基本的なことですが、これは本当に大事なことなんです。


 「ナイロンのタワシに泡立ちの良いボディソープをたっぷりつけて、イタ気持ちいいくらいにゴシゴシこするよ!」という方がいらっしゃれば、こう言ってさしあげたいです「こら!」と…。

 

 薬局で特売されているボディソープとナイロンタワシの組み合わせは、普通肌〜強靱肌の人間だけに与えられた特権(?)です。確かにアレは、白いぶくぶくの泡が気持ちよさそうで、見学している分には楽しいのですが、我々には合わないのだから…、と未練を断ち切りましょう。

 

 石鹸や、ボディソープの洗浄・殺菌力というのは、案外強いものです。しかもアトピー・敏感肌の私たち、「洗いすぎない」ということを常に心に留めておきましょう。

 

 以前私がアトピーの治療で通院していた頃、先生からは「日本人は洗いすぎ!特に肌が弱いなら、冬の汗をかかない時期なんかは石鹸は週に2回使えばいい。あとはお湯だけで十分!」と言われ、目から鱗が落ちたのを覚えています。とにかく常にじゅうぶん洗って皮膚を清潔に保たなければ!というのは間違っていたと気づかされた瞬間でした。

 

 市販の洗浄剤の強すぎる洗浄・殺菌力は、アトピー・乾燥肌さんの少ない皮脂、弱い角質、大切な常在菌、それらすべてを、皮膚から奪い取り、文字通り水に流してしまうことに!!これってもったいない以外の何でもない。しかもナイロンなどの固い繊維素材で肌をこすったら、弱い肌はより無防備になり、剥きだしになった可哀想な皮膚には、乱暴に与えられた刺激と乾燥だけが残る結果です。


 どの程度の刺激までOKなのか、それは本当にひとそれぞれですが、私は基本的に「こんなもんでいいの?」と思う程度に抑えています。

 

もうほんとに、このくらい。
もうほんとに、このくらい。

 


 日常使いしているhagoromo soapを手で軽く泡立て、そのまま手で撫でるように身体を洗う、それだけです。

 

 市販の泡立てネットなどを使用すれば、モコモコで柔らかな泡が立ちますが、私は普段は本当に手で泡立てるだけです。

 大切な皮脂、頑張っている常在菌、まさに「皮一枚」でつながっている状態の角質、それらの味方をできるだけ傷つけることなく、表面の汚れ、不要な油分だけを洗い流す。それだけです。

 

 お風呂は毎日入るものですし、普通に生活している上での毎日の汚れは、この程度で十分に落とせます。粘度の強い外用薬を広範囲で使用している方は、石鹸で2度洗いするのも良いかもしれません。「毎日落としきらなくても大丈夫」な薬なら、2度洗いする必要すらないかもしれませんので、お医者様に聞いてみてくださいね。


 お風呂上がりの肌が突っ張るようなら、それでもまだ洗いすぎかもしれませんし、べとべとして不快なら、綿タオルなどで洗ってみても大丈夫かもしれません。ご自分の肌と要相談で!