「まごわやさしい」の底力

 「まごわやさしい食」というと、ダイエットに効果的とか、生活習慣病の予防に良いとか、そんなイメージをお持ちの方も多いと思います。でも、実はこれこそがそもそも古来から日本人の身体を強く維持してきた、合理的な食事なんです。これが「ダイエットに良い!」という話になってしまっているという時点で、我々の食生活はどれだけ欧米化しているのかが伺えます。

 日本人が健康で長生きな民族に育った理由の1つは、昔ながらの和食のおかげでしょう。もともと農耕民族で、身体の小さい日本人。自分たちの体力と知力を維持するのに、どれだけのエネルギー、栄養分が必要か、そのためにはどの食材をいつ、どのように食べたらいいのか、というルールのようなものは、長い歴史の中で自然に体得され、継承されてきているはずなのです。しかし昨今の世界のグローバル化、世界のフラット化の波は食生活にも押し寄せて来ており、食卓が今日もアメリカンだわ〜ということも、多くなってきています。

 もちろん、欧米や諸外国の食事を楽しむことは、別に完全悪ではないんですよ。楽しいし、美味しいですもんね、ハンバーガーとコーラとか。そういう日だってあっていいんです。食べたいものを食べることも人生の楽しみですから。でも、食生活の基本がそれになってしまっては、アトピー・敏感肌の改善どころか、今後の健康の維持すら危うい可能性もあります。

 我々には我々に合った食事があります。欧米型の脂肪たっぷりの食生活を見直し、本来自分たちの身体に必要な栄養素をバランス良く摂取できる和食「まごわやさしい食」を取り入れることで、本来我々が持つ日本人の体質に合った栄養の取り方が叶い、乱れた心身のバランスを整える第一歩になるはずです。健康的で燃費の良い身体作りにはもちろん、皮膚や骨の強化のためにも、まごわやさしい食はとても理に適った最適な食事なんですよ!

 

 1日の食事でまごわやさしい食の全ての食材が摂取できると理想的ですが、無理にあれもこれも食べなくてはいけないと考えると逆にストレスになってしまうこともありますから、無理なくできる範囲で意識していきましょう!


「ま」
豆類 大豆、あずきや、それらの加工食品(豆腐、納豆、味噌など)
良質のタンパク質やマグネシウムが豊富です。

日本人の健康作りの基本です。大豆は加工食品も多く出ていますので、摂取しやすい方法で日常的に摂りましょう。

「ご」
ごま、ナッツ、アーモンドなど
不飽和脂肪酸、ビタミンEが豊富です。

特にごまは「天然のサプリメント」と呼ばれているほど栄養価の高い食材です(殻が固く消化されにくいので、すって食べた方が、栄養分の吸収がよくなります)。

「わ」
わかめ、こんぶ、のりなどの海草類
カルシウム、ヨウ素、ミネラルが豊富です。

海草類にしか含まれていない「フコキサンチン」という抗酸化物質は、ガン細胞の抑制効果もあるほどのパワーです。お味噌汁などに入れて、毎日摂りたいですね。

「や」
野菜、根菜類
βカロチン、ビタミンC、食物繊維などが豊富です。

ビタミンは身体作りの基礎です。これが不足すると身体機能の様々な箇所に不具合が生じます。食物繊維も然り。野菜不足はいけませんよ!

「さ」

タンパク質、オメガ3脂肪酸、亜鉛などが豊富です。

タンパク質の摂取ならお肉もいいのですが、できればお魚の方が身体に良い!という理由のひとつは、含まれる脂肪酸の種類の違いですね。お肉に含まれる飽和脂肪酸は血中コレステロールを上げ、脂肪組織に溜まりやすい性質があります。一方お魚に多く含まれる不飽和脂肪酸は、血中コレステロールを低下させるなどの作用があります。

「し」
しいたけ、しめじなどのきのこ類
多糖類、食物繊維、ビタミンDが豊富です。

水分を吸ってふくらんでくれる「不溶性食物繊維」が豊富で、有害物質を体外へ排出させる大きな働きをしてくれます。抑ガン作用も注目されていますね!

「い」
イモ類
食物繊維、ビタミン、糖質などが豊富です。

美肌作りの基礎となるビタミンCを多く含むほか、免疫系統を増量してくれる「レクチン」というタンパク質も多く含み、身体全体の抵抗力を強めてくれるという働きもあります。

 

 

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