生姜

 アトピー・敏感肌さんには、冷え性の人が多くいるような気がします。皮膚機能に問題があるから冷えるのか、冷え性が皮膚機能を低下させているのか…どっちが先なのかは分かりませんが、間違いなく相互に影響を及ぼしているだろうなぁと思うのです。ならばどっちかが改善すれば、おのずともう一方も追いつくだろうなという気も。

 生姜が冷え性に良いというのは、もう言われなくてもみなさんご存じのこと。2012年冬には生姜をすりおろすスプーンがついた本が発売されたり、ちょっとしたブームになっていたような気さえします。ここであらためて、生姜のパワーを確認してみましょう。そしてそれは我々のアトピー・敏感肌に嬉しい効果があるのかないのか、ということも。

 まず、生姜が冷え性に効く件ですが、これは「ジンゲロール」という辛み成分によるものです。ジンゲロールは発汗作用があり、血行の促進にも効果があります。これだけでもじゅうぶんに冷え性改善に効果があるのだなと分かりますが、実はこの「ジンゲロール」、加熱すると「ショウガオール」という成分へと変化するんですね。すると、なんということでしょう!「ショウガオール」は「ジンゲロール」よりも高い血行促進作用があり、身体のエネルギー代謝をグングンと高めてくれるのです。つまり生姜は、加熱して食べた方が冷え性の改善には効果があるとうことですね。

 血行が促進され身体の末端まで血液が巡り、体温があがれば、免疫力も一緒に向上します。「体温を下げない」ことって、本当に大切なんですよね。

 また、「ジンゲロール」「ショウガオール」ともに胃腸の活動を活発にしてくれる効果があり、結果便秘が改善するという効果もあるようです。便秘が改善すれば、腸内環境も整い、これまた免疫力アップの階段を一歩上ることになりますね!

 私のオススメの生姜摂取方法は、「味噌汁に投入!」です。皮ごと千切りにして味噌汁に入れたり(生姜の有効成分は皮の近くに多いので、皮は全部剥かずに、流水の下で軽く汚れを削り落とす程度にしてください!)、流行の「すり下ろしスプーン」ですりおろし、それをスープに入れたりします。味噌との相性もよく、味噌汁の味の深みも増しますよ!

 
 その他生姜には、殺菌作用や、利尿作用など、さまざまな健康作用がありますが、逆に言うととても刺激の強い食材でもあります。ジンゲロールなどの辛み成分は、刺激物質でもありますので、あまりに全身の炎症が酷い時、または生姜を食べて胃腸や皮膚の調子が悪化した場合などは、摂取を控えて様子をみるようにしてくださいね。

アトピー・敏感肌さんに嬉しい効能・成分

●ジンゲロール、ショウガオール●

血行・発汗促進の効果があり、体温を上げ、身体の代謝を活発にしてくれます。

胃腸の働きを整え、免疫力アップに高い効果があります。